国宝第8号 元暦校本 万葉集
巻第一 古河本
主名称: 元暦校本万葉集 指定番号: 8 枝番: 00 指定年月日: 1951.06.09(昭和26.06.09) 国宝重文区分: 国宝 部門・種別: 書跡・典籍 ト書: 元暦元年六月九日校合奥書(巻第二十) 員数: 二十冊 時代区分: 平安 ●茜草指 武良前野逝 標野行 野守者不見哉 君之袖布流 作者: 額田王(ぬかたのおおきみ) よみ:茜(あかね)さす紫野行き標野(しめの)行き野守(のもり)は見ずや君が袖振る 意味:「(茜色の光に満ちている)紫野、天智天皇御領地の野で、あぁ、あなたはそんなに袖を振ってらして、野守が見るかもしれませんよ。」 ●紫草能 尓保敝類妹乎 尓苦久有者 人嬬故尓 吾戀目八方 作者: 大海人皇子(おおあまのみこ) よみ: 紫の、匂(にほ)へる妹(いも)を憎くあらば、人妻ゆゑに我れ恋ひめやも 意味: 紫のように美しい君よ。君を憎く思うのなら人妻なのにどうしてこんなに想うものか。 ★ 【元暦校本万葉集】 『万葉集』次点本の一つで「元暦元年(1184)六月九日以或人校合了/右近権少将(花押)」の奥書を有することから命名された。桂本、藍紙本、金沢本、天治本と共に「五大万葉」の一つとして知られている。『万葉集』全歌数の6割以上を有し、次点本では『類聚古集』に次ぐ。 ★
by naver007
| 2006-10-26 12:31
| ●日本文化財
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